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2024/02/01Blog

サイバー攻撃

この度の令和6年能登半島地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔みを申し上げますとともに
被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、被災された地域の皆様に一日も早く穏やかな日が訪れますようお祈り申し上げます。

迷惑メールを受け取ったことがない方はいらっしゃらないと思います。
情報化社会と言われて久しいですが、最近では、IoT(Internet of Things)の進展、
急速なキャッシュレス化、テレワークやWEB会議の普及により企業を取り巻く環境が大きく変わってきています。

業務に関するデータをオンラインで取り扱うことも多くなり、企業を標的にしたサイバー犯罪も増加しています。
被害にあった病院・工場・銀行等の事業が一時的に止まってしまった、ネットショップから大量の個人情報が漏洩した
というようなサイバー攻撃に関するニュースを目にすることも増えてきています。

自社は狙われない、と思っていませんでしょうか。
企業規模の大小にかかわらず、また、あらゆる業種の企業が攻撃対象となってきています。
メールやWEB等によりPCをウイルスに感染させて機密情報を盗んだり
システムの破壊や改ざん・停止をおこなったり、企業のサーバーやPCのファイルを暗号化して、
その解除と引き換えに身代金を要求したり、
サーバーの処理能力を超える大量のデータを送りつけて使用不能にしたり、
取引先等に偽装して偽メールを送り付けて送金させたり、
取引先へのサイバー攻撃の踏み台にされたりと攻撃の脅威は本当に様々です。

自社は対策しているから大丈夫、と思っていませんでしょうか。
OSのアップデート・ウイルス対策ソフトの導入・暗号化して保存、
データ取扱ルールの策定・遵守等、色々対策されていると思いますが、
それを超えたスピードで、サイバー攻撃は高度化・巧妙化しています。

いざサイバー攻撃の被害にあってしまった場合、どのような対応が必要でしょうか。
原因・影響範囲の調査、データ・システム等の復旧から始まり、これ以上の被害拡散の防止、
被害者対応、再発防止対策等様々な対応が必要となります。

顧客や取引先を失ってしまったり、事業そのものが滞ってしまったり、
事故対応や損害賠償に想定外の莫大な費用が掛かったり、その影響範囲はとても大きく、
企業の存続自体が厳しくなるほどの事態を引き起こしかねません。

慣れない状況の中、相談する人も専門家も不在の場合、対応を間違って被害を大きくしてしまう可能性もあります。

まずは、しっかりとした情報セキュリティ対策(定期的な見直し・更新を含む)を実施すること、
そして万が一発生してしまった場合の対応のマニュアル化・定期的なデータのバックアップ等に加え、
保険の活用を含めて備えをしておくことが重要です。

残念ながら、保険を掛けていれば絶対大丈夫、というわけではありません。
しかし、いざという時に、損失を少なくしたり、寄り添える存在でいられたらと思います。

K.Hayakawa

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