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2022/01/26Blog

食品ロス

新年から新型コロナ感染者が急増する話ばかりですね・・・。
まん延防止等重点措置に各都道府県が踏み込む中、残念ながら大阪も措置の設定に踏み切りました。
そして措置が決まれば飲食関連の店が制限を受けていきます。
普通でも食品を扱う店は管理が難しいのですが、コロナ過になると一層に食品ロスになる可能性が高いと思われます。
食品ロスに注目してみると、農林水産省の推計によると2019 年度は570 万トン。
全国民が毎日茶碗1 杯分の食料を捨てている計算になるそうです。

そんな中、食品ロスの削減に向けて時間帯や混雑具合などに応じて価格を変える
「ダイナミックプライシング」と呼ばれる新しい試みが始まろうとしています。

賞味期限までにお客様に買っていただくことで廃棄をなくす運用ですが、
生鮮食品をタイムサ-ビスで価格を下げるシールなどで対応したり、賞味期限が近づいている
商品は陳列ケースの前に設置するなどの対策を行っています。

ところが、それを知る消費者は賞味期限をよくチェックして、
後ろの商品を手に取るそうです。
その為、賞味期限切れで廃棄される課題はまだまだ続くらしいですね。

今回、大手の百貨店にて洋菓子の食品ロス対策に「ダイナミックプライシング」の実証実験を始めたそうです。
商品に賞味期限に応じてA1 日後、B2 日後、C3 日後のシールを貼り
陳列棚に電子札を付けて価格表示してお客様の反応をみて対策をするそうです。

食べるまでに時間があるのならCを選ぶ。
帰ってすぐ食べるならAを選ぶ。
など消費者の環境に合わせて商品からアプローチしていくやり方です。
期間に応じて少し価格も変動するようで、一つの商品に対する意識改革もできます。

戦後の日本は食べる物が無く苦しんだ時代に比べ、
食べる物があるのにそれを食べきれ無く捨てる時代になってしまいました。

創意工夫を生活の中でしっかりと見つけ、作りながら生きる為の必需品である
食品を大切にしていきたいと思います。

K.Kojin

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