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2019/06/17Blog

高齢者ドライバーによる事故について

最近ニュースで高齢者による自動車事故が大きく取り上げられることが多いですが、
耳にするたびに、なんとも切ない気持ちになります。
被害者の方には心からお見舞い申し上げます。
一方で、加害者も、平穏に過ごしていた人生の晩年に、まさか、
こんなことになるとは!という悔恨の念でいっぱいかもしれません。

今後空前の高齢化社会をむかえる日本。
こんな辛い事故が、大幅に増加するまえに、何とか手が打てないものか。
特に、小さなお子様が巻き込まれてしまうと、大人の責任として、
社会全体で真剣に考えていく必要を感じます。

事故の種類としては、高齢による認知機能の低下というやっかいな新しいタイプの事故です。

自分で判断するといっても、認知機能の低下を認知しろというということになり、
それが判断出来る認知機能があるなら事故は起こさない、みたいな禅問答になってしまいそうです。

ただ出来ることは、運転者ご自身も、周りの方も、小さな兆候を見逃さず、相談する、
お声がけするなど、サポートしあって未然に運転制限して防いでいくしか当面はなさそうです。

ハインリッヒの法則では、1つの重大事故の背後には、29の軽微な事故があり、
さらにその背後には300のヒヤリとするようなことがあるといわれています。

長年無事故運転をされていたのに、急に小さな物損事故を立て続けに起こしてしまった!
お客様の中で、それで免許を返納されるご決断をされた方もいらっしゃいました。
また○○歳と決められて返納されたお客様もいらっしゃいます。

私たちも、お客様との対応中に、少しでも気づきがあれば、情報提供することで、
重大事故を少しでも未然に防げればと思っております。

 

M.Nakano

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